セキュリティさくら

第2回熊本情報セキュリティ勉強会 : ATND

熊本県で開催された勉強会に参加してきました。テーマは『情報セキュリティ』。
講師の方からは貴重で面白いお話が聞けました。LTの場や懇親会も用意されており、大変楽しく、かつ、良い刺激を受ける事ができた会でした。
管理人の@greenz_greenzさんのご尽力のおかげだと思います。準備、その他もろもろ、お疲れ様でした。
熊本からだけでなく、福岡からも沢山の方が見えられていました。お仕事内容も様々で、学生さんの姿が目立った事が印象に残っています。
プレゼンや意見交換の場は貴重だと思います。それが業種や世代を超えたものであればなおさらです。
このような会が、増えていくと良いですね。

トピックは沢山あるのですが、最近、android周りの話題を扱う事が多いので、今回の講師、愛甲健二さんのお話の中から、『スマートフォンのマルウエアについて』をご紹介します。
(私の要約になります。『愛甲健二』さんのお名前でネット上を検索されると、今回お話されたテーマについての記載が見つかると思います)

スマートフォンのマルウエア】

ポイントは大別して以下の2点
パーミッションを取得される事による被害
情報収集(広告用途、行動監視)
ルート権限を取得される事による被害
OSの脆弱性を衝かれroot権限を握られてしまう
OSのバージョンUP時に改善される

上記に関して、AndroidiPhoneを見てみると

Android
・アンドロイドマーケットでのセキュリティ審査はない
・自動的なマルウエア感染はない
ユーザーの承認を得なければ権限を得られない
(承認してしまうと何でもされてしまうという事)

iPhone
・セキュリティ審査あり
・自動的なマルウエア感染は(現在は)ない
過去には事例有り


<安全度の順番>*あくまで愛甲健二さんの私見との事
ガラケー(携帯電話)>iPhone>android

私はAndroidの方が、よりユーザーの意識に委ねられている部分が大きいと解釈しました。
また、会場でも上がった話ですが、スマートフォン
『いろいろできる携帯』
と捉えるのは危険(意識が足りない)で
『通話ができるPC』
と捉えて、対処すべきですね。

《おまけ》
総務省で公開されているKDDIさん作成の資料です。
近い話題だと思いますのでリンクを張っておきます。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000106464.pdf
総務省のサイトで「スマートフォン」「セキュリティ」で検索すると資料が沢山あります。
愛甲さんにサマリーしていただいたおかげでシンプルに把握する事ができました。
そもそも、ポイントとなるワードが分からないと検索できないのですよね。
@greenz_greenzさんの言葉ですが、ワードが増えるだけでも勉強会に参加する価値があります。

『くまモン』のゲーム

android記事作成に使ったサンプルですが、『くまモン』人気のおかげですが、意外な数ダウンロードしていただいてます。
あまりにシンプルすぎて申し訳ないので少し手をいれてみました。
アンドロイドマーケット上を”kumajyan”で探して見てください。

遊び方はこれまでと同じですが、コメント(自分の好きなものの名前や薀蓄)を入力できるようにしました。
結果はtwitter上の”@kumajyan”宛てにタグ付(#kumakurabe)でツイートされます。
将来は、ツイートしていただいた結果を『くまモン』が自慢するようにしようかなと考えています。
珍しい物についてはtwitter上で質問させていただくかもしれません。

【画面紹介と遊び方】
『tw』にチェックを入れると結果をツイートします。(チェックなしでも遊べます)

コメント(あなたが自慢したい事)を入力してください。
頂いた内容を『くまモン』が自慢するようになるかもしれません。
くまモン』は熊本の代表なので、熊本の名物だけツイートさせる予定ですが、遊ばれる方は、身近で『意外と知られていないちょっと良いもの』を教えていただけると面白いと思います。

種類を選んで下さい。(この項目とくまモンが選んだ項目で勝負します)
この項目はいらないかもしれませんね。今回は残してみました。

以前の(太平燕、いきなり団子、馬刺し)のかわりに(ごはん、おつまみ、おやつ)に変更しました。

『くらべっこ』を押すと勝負をはじめます。

『tw』にチェックを入れている場合は、ここでtwitterへの認証作業を行います。


よかったら遊んで見てください。

ブラウザBOXのセキュリティ

昨日作成したエントリーの中で、ブラウザBOXのセキュリティについて触れました。
取り扱い会社の西日本システム建設株式会社様に確認したところ、早速回答がありましたので共有します。

以下、本文まま

ウイルス対策ソフト(マカフィ等)はインストールできるのか。

マカフィーやウィルスバスターにはAndroid1.5用のセキュリティはございません。
 また、ブラウザBOX用のセキュリティツールはございません。
 今後の対応予定もございません。

・アプリをダウンロードして、ウイルス感染等はするのか。

→専用のアプリケーション市場を構築しているため不特定のアプリが存在しません。
 悪意のあるアプリをインストールすることは不可能です。
 しかし、他のサイトよりお客様自身がアプリをインストールを行った場合は
 この限りではありません。

・メールの添付ファイルからのウイルス感染は防げるのか。

→メールの添付ファイルとしてapk(アプリケーションインストールファイル)を受
信した場合
 ・gooメールアプリ:画像以外をダウンロード出来ないためapkダウンロード不可
 ・K-9メールアプリ:添付ファイルをダウンロードし、ローカルに保存はする
が、インストールする手段なし
 ・Gmail(Web):Gmail側でファイルをスキャン後にダウンロードする仕組み
        (ダウンロードしたapkをインストールすることはできる)
 通常使用するメールの添付に関しては、感染をする恐れはないと思われます。

・不正サイトを閲覧し、ウイルス感染する可能性もあるが対策はあるのか。

ISPが提供している不正サイトをブロックする方法での対応となります。
 (例:NTTぷらら社ネットバリアベーシック)

その他ブラウザBOXがウィルスに感染する恐れが少ない理由として

?Android1.5はシステムとアプリの層が分かれているためApple社の
ipod/ipad/iphoneと同様の
 構造でアプリからシステムを改変できない

?現在、Androidに自動感染するタイプのウィルスは存在しない

?トレンドとしてウィルスのターゲットとなるバージョンは、2.×以上である

以上の見解から若者の方からご年輩の方まで幅広くお使いいただいております。
是非ご検討いただけますと幸いです。

スマートTV夜明け前

動き始めたスマートTV大戦争 生き残り賭ける「プラットフォーム」と「コンテンツ」(写真=AP) :日本経済新聞
今朝、こんな記事がありました。
関連して、というと大げさですが、私の目標の一つに『両親にインターネットを利用してもらう事』があります。
銀行口座の確認や、買物(特に飲料水など重い物)、市民サークルのお友達との連絡など、活用して欲しいと思うシチュエーションが沢山有ります。
また、ニュースでは、70歳の方が87歳の方を撥ねたなど、お年寄り同士の交通事故が目立ち、気になっています。
個人差があるので一概には言えませんが、高齢のドライバーが増えていく事に不安を感じますし、ならばむしろ、インターネットを覚えていただきたいです。
ネットに(パソコンに) 抵抗をもたれる高齢の方は多いと思いますが、車の運転よりは簡単で安全だと思います。

NTT西日本さんも高齢者向けの営業に力をいれられているように見えます。(営業の電話多いです)
最近のテレビはネットが利用できるタイプが多い(店頭のものは殆ど)ですし、それ以外のテレビに対しては『ブラウザBOX』という製品を紹介されています。
価格は1,2000円程度ですが、キャンペーンなどで無料配布されていた時期もあるらしく、皆さんのお手元に、すでにあるかもしれません。

両方、環境を作って両親に見せたところ、パソコンよりは簡単だけれども敢えて使う気にはなれないとの事でした。
操作性に関しては、音声入力であるとか、指紋や静脈での認証がデフォルトになって、設定も簡単に行える仕組みが必要だと思います。
が、それ以上に、コンテンツが大事なのでしょう。
パソコン、ネット機能付きTV、ブラウザBOXと、いろいろ見せてみましたが、操作性や面倒くささの問題ではないように思えてきました。
興味を引くコンテンツがあったり、必要に迫られれば多少難しくても利用するのだと思います。
NTT西日本さんで設定サポートを用意されていますし)

高齢者の利用を促す目的は、行き詰まりましたので(ツールだけの問題ではない)一旦、保留して他の使い道を考えてみる事にしました。
『ブラウザBOX』の場合、価格と大画面テレビに表示できるというポイントは評価できると思うのです。

『ブラウザBOX』は実は『android』なので、色々なアプリケーションを組み込む事ができます。
twitter』や『facebook』用のアプリや、『デジタルフォトフレーム』(熊本ではKISさんが『ブラウザBOX』向けのアプリケーションを開発されています。)等のソフトが存在します。
飲食店等で、『デジタルフォトフレーム』を使って電子看板として利用されるのも良いと思いますし、店内で常連さん同士のTLの様子を流しておくのも面白いのではないでしょうか。
ソフトウエアを開発すれば、お店のポイント管理なども携帯やスマートフォンで可能になると思います。
お手元にキャンペーンなどで手に入れた『ブラウザBOX』がある方は、試してみてはいかがでしょうか。

以下、簡単に『ブラウザBOX』を紹介しておきます。

【外観と設定】

かなりコンパクトです。(左端はボールペン)
リモコンで操作しますが、ボタンが少ないので判りやすいと両親も言っていました。
高齢者の利用を意識して画面の拡大、縮小のボタンもついています。
本体上の番号は私が記載したものです。

1.LANケーブル
 無線にも対応しています。その際は3.にwifiアダプターをセットします。

2.HDMI端子
これをテレビやディスプレイに接続します。(HDMIが必須です)

3.USB
 動作保障外ですが、キーボードを接続する事もできます。
 残念ながら、PCとのUSB接続ができません。(LAN経由での接続)

4.電源

設定はこれだけなので簡単です。

アプリ開発
USB接続ができないため、コマンドを打って接続します
接続時:adb connect (IPアドレス)
切断時:adb connect (IPアドレス)

以前、紹介したサンプルを移行してみるとこのようになります。

大画面向けのアプリは独特のデザインが必要そうですね。
親指で操作するわけではないので、スマートフォン向けとは考え方を変える必要があります。

【懸念事項】
機能面でもいくつかありますが、以下の2点について特に気になります。
・セキュリティソフトがない(2011年9月現在)
・バージョンがandroid1.5

一般家庭への普及をすすめるのであれば、セキュリティソフトは早く対応して欲しいですし、
継続的なバージョンアップが行われるか、どのような計画であるか気になるところです。
非常に低価格で、大画面を実現できるツールなので、活用シーンはあると考えていますので、これらは是非クリアしていただきたいポイントです。

熊本⇔博多の移動手段

昨日、新幹線を利用して福岡に行ってきました。1時間弱で行けるし、車内も快適です。
ですが、昼間の乗車率があまりにも低い。(おかげで快適だったのですが)少し勿体無く感じます。
1時間をきる時間で移動できるのですから、値段の問題が解消されれば、立派に博多⇔熊本は通勤圏に成り得ると思いました。

ショッピングや観光の際、熊本から博多への移動手段の主役は、マイカーやバスでしょうか?
高速バスは交通センターから博多まで、往復切符を買えば3,600円。回数券を買えば、片道3,200円。
時間は2時間弱。新幹線から見ると協力なライバルです。

新幹線も、いろいろな切符が売られています。
ネットで買える物では
ネット割引 > 指定席・3,500円
ネット早特 > 指定席・3,000円(乗車日の3日前まで)
2枚切符 > 自由席・往復(1ヶ月有効)

などが有ります。
そして、ネットでは変えませんが『ビックリつばめ2枚きっぷ』というものがあります。
期間限定ということでしたが、2度ほど延長されています。
内容は

・出発当日内の『往復』かつ『指定席』が5,500円
・前日までに予約する必要有り
・出発前の時間変更は可能
・『つばめ』限定。(さくら、みずほはNG)
アミュプラザの商品券が1,500円分もらえる。(書籍にも使えます)

こんな使い方をすると便利です
・出発時刻分と最終の列車を予約しておく。
・用がすんだら早い時刻の列車に切り替える
・『つばめ』はだいたい、1時間に1本
・待ち時間にアミュプラザで買物(1,500円分)

元々は買い物客を意識した企画だったのでしょうが、これが一番安いので、時間的な問題がなければ利用したいです。
なぜ、ネットで買えないのでしょうね。(このあたりの事情知りたいです)

現在の新幹線定期は1ヶ月で約10万円です。
『ビックリつばめ』で設定されている価格がギリギリなのでしょうか。
もう一声。定期代が6万円となれば、博多周辺で働く人達がたくさん熊本に来てくれるのではないかと思います。
(6万は『ビックリつばめ』から商品券分と指定席分を引いて、福岡、熊本両県の協賛があればどうにかなりそうな価格に思えます)
熊本駅前に企業を誘致する方法もありますが、新幹線の価格をなんとかするだけで、駅周辺は栄えるのではないかと思いますがどうでしょう。
九州のベッドタウンとして発展する素養が熊本にはあると思います。

凄いプレゼンテーション

エバンジェリスト養成講座5:企業のIT・経営・ビジネスをつなぐ情報サイト EnterpriseZine (EZ)
本日はプレゼンテーション講座を紹介します。

現在、マイクロソフトエバンジェリストとしてご活躍中の西脇さんの『プレゼンテーション講座』です。
有料、そして開催地が東京なのですが、それでもお奨めしたい講座です。


優れたプレゼンテーションを見る機会は限られています。
この講座を受講する事で、顧客になるか、コンペの相手にでもならないと目に出来ない『凄いプレゼンテーション』の一端を目にする事ができます。


講座内容のポイントはこちらの書籍にまとめられています。

エバンジェリスト養成講座 究極のプレゼンハック100

エバンジェリスト養成講座 究極のプレゼンハック100

が、この本は、受講した後に読むべきものだと思います。(備忘録や辞書の代わりに)
役に立つ考え方や、小技が書かれていますが、これらを全部実践したとしても西脇さんのようになれる訳ではありません。
それよりも、西脇さんのトークを体験して『このプレゼンに勝つには何が必要か』考える事に価値があります。
本物を目指すなら、一度、本物を目にしておくべきです。

『iPhoneアプリ設計の極意』

iPhoneアプリ設計の極意 ―思わずタップしたくなるアプリのデザイン

iPhoneアプリ設計の極意 ―思わずタップしたくなるアプリのデザイン


今回は書籍を紹介します。
iPhoneアプリのデザインに関する書籍ですが、見た目の話しで終わらず『デザイン=アプリの機能+性能+UI』という思想で書かれています。
デザイン集ではなく、思想書。かなりの読み応えです。(ためになるだけでなく、読んでいて楽しい)
iPhone』と有りますが『android』開発者にも、もちろん参考になりますし、スマートフォン向けアプリケーションを開発されていない方にもお奨めしたいです。
沢山の気付きを与えてくれると思いますし、『使いやすいアプリケーション』とは何か考え直す良いきっかけになるでしょう。


以前書いた記事で使ったサンプルのUIは駄目駄目でした。
(感覚が古い上に、感度も鈍くなっているなと反省)
親指が操作の中心となるスマートフォンでは


こうではなく


こうすべきとの事。


この本に書かれている通りにすれば良いという事ではないですが、この本に書かれている『思考を追う』事が製品開発の上でプラスになると思います。