介護支援とIT

とある勉強会で、表題の件についてディスカッションする機会がありました。
参加者はIT企業を中心に様々な業種から、そして学生さんの参加もありました。

iBizQ

この勉強会は”W.I.N.E PARTY feat.iBiz-Kumamoto”という集まりで、毎月第二金曜日に開催されています。
トレンドの技術やツールをビジネスに生かす方法をブレストしたり、様々な分野の現状と問題点の解決策をディスカッションします。
毎回、各分野からゲストをお招きし、デモンストレーションもしくはプレゼンをしていただいた後に、グループディスカッションをして、グループ別に発表を行います。

本家は福岡のiBizQ(iBizQ Community)というグループでこちらは毎月第三金曜日に開催されています。
4月から熊本でもを開催するようになって、今回が三回目です。
1回目のテーマは「kinectとARに触れてみる」、2回目は「レンタルショップ(チェーン)の現状と問題点」。
そして3回目の今回が、表題の「介護支援の現状と問題点」です。

介護支援の現状と問題

今回は地域包括支援センターのセンター長をお呼びして、認知症とその支援についてお話をしていただきました。
認知症の中でも、「若年性」の場合は、親御さんや子供さんがいらっしゃるケースが多く、より深刻な問題があるようです。
今回は、症状と支援の実状についてのお話の後に、以下のお題をいただきました。
(いずれか一つの解決策をディスカッション)

  1. 徘徊捜索時の支援
  2. 若年性認知症の患者さんの生活・就労支援
  3. その他

GPSや指紋認証など、活用できそうな技術は沢山有りますが、個人情報保護や、家族の方の心情的な問題から展開法が問題となります。
また、現状では、認知の方の情報が(例えば警察や消防で)一元的に管理されていないそうです。

ディスカッション後の発表も、技術的な問題よりも、ビジネスモデル的な内容が多かったように感じました。
自治体主導でないのであれば、例えば、徘徊捜索の仕組みを作ったとして、そこに参加する方の頭数が増えない事には機能しません。
ボランティア以外の方を巻き込む動機付けの部分で様々なアイデアが発表されました。

一部ですが、会の様子がこちらです。Facebookにログイン | Facebook

W.I.N.E PARTYへのご参加お待ちしています

本会はIT企業からの参加が多いですが、業種やお仕事は問いません。
参加してくださる方、ゲストプレゼンしてくださる方、大歓迎です。
参加を希望される方は、コメント頂くか、FBまでお知らせください。